岩村城
- 2017.09.14 Thursday
- 13:15
「女城主」として知られる岩村。
松平家とも関係があります場所ですが、かなり時間がない中で、急いで回ってきました。
まずは歴史を簡単に・・・。
【女城主】
岩村の城主は遠山家であり、江戸時代末期の城主である遠山景任が病死して後を継いだのは養子である御坊丸(織田信長の五男)です。
しかし、御坊丸はまだ幼かったので、夫人のおつや(信長の叔母 とはいえ、信長公より年下)が実質的な城主となりました。
この「おつや」さんが女城主と言われる方です。
とても聡明な方でしたが、信長公による政略結婚を繰り返しされたり、しまいには信長公に裏切られて悲しい最期を遂げました。
【岩村藩】
江戸時代に入ると、大給松平家六代目の松平家乗が2万石を与えられ岩村藩を立藩します。
二代目の乗寿が3万6千石で浜松藩に移封となると、変わって伊保藩(豊田市)の丹羽氏信が2万石で移封します。
五代藩主の時にお家騒動が起き、丹羽氏音は越後国に移封になります。
代わりに藩主になったのは小諸藩だった松平乗紀。
この後、明治維新を迎えるまで大給松平家が岩村を守ってきました。
と、いう事で・・・松平(大給松平家)ととても深い関わりのある岩村です。
城下町は松平家乗公が整備されたと伝わります。
岩村の城下町は、今でも歴史を感じられる街並みが見られます。
お時間の関係上ゆっくり見られませんでしたが、風情があってお散歩しているだけでも楽しいですね。
岩村名物と言えばカステーラ。
あと、女城主と言えば「お酒でしょ」と言われる方も多いと思いますが、酒蔵もあります。
色々な建物やお店からも歴史が学べますよ。
そして、岩村と言ったら岩村城。
日本三大山城の一つに数えられます。
この立派な石垣。
本当に凄いです。
山城に欠かせないものが水源。
この岩村城には17ヵ所もの井戸があったそうです。
籠城の際に水に困らない事は、それだけで十分強みとなります。
全部の石垣を長さに表すと1,700mにもなります。
凄いですよね。
「霧ヶ城」の異名を持つこのお城。
天空の城と言われることもあります。
お写真がモヤっているのは逆光の為です・・・霧に包まれる山城も見てみたいですね。
気温が上がった日でしたが、山城を歩いている時はとても涼しいなと思いました。
またゆっくり来たいと思います。
お勉強ももっとして行かないといけないな・・・と反省しております。
これから秋が深まれば、また違う表情を見せてくれるでしょうね♪