酒呑ジュリンナ遺跡

- comments(0) trackbacks(0) チカウジ

ここ数日、合間を見て酒呑(しゃちのみ)ジュリンナ遺跡の発掘調査報告書を読んでいます。

(酒呑ジュリンナは松平地区の幸海町です)

専門的の事なので、頭の中で整理をすることに時間がかかってしまいます。

しかし、面白い!

まだまだ勉強中ですが、ジュリンナ遺跡の石碑を見に行ってきました。

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木に囲まれています。

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最初は見過ごしてしましました・・・。

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文字が見えません(笑)

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市指定史跡

酒呑ジュリンナ遺跡

 

 この遺跡は昭和41年と43年に名古屋大学考古学教室によって発掘調査が行われました。

 おもに出土品は局部摩製石斧(きょくぶませいせきふ)、槍先形石器(やりさきがたせっき)、砥石(といし)、細隆起線文土器(さいりゅうきせんもんどき)などです。

 遺跡の年代は今からおよそ1万年ほど前の縄文時代草創期にあたり、日本における旧石器文化と新石器文化の接点にあたります。

 

豊田市教育委員会

 

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豊田市には古代遺跡がたくさん見つかっています。

今でも河川には土器の欠片が出土するとか・・・。

酒呑ジュリンナ遺跡周辺でもたくさんの遺跡があります。

代表するものは「天下峯遺跡」「王滝遺跡」など。

 

そんな中、特に酒呑ジュリンナ遺跡が有名な理由は、愛知県で最初に調査された縄文時代草創期の遺跡であること。

 

この遺跡が注目されたいきさつを簡単にご紹介します。

酒呑ジュリンナ遺跡の重要性を最初に指摘された岩野見司氏のある出会いがきっかけとなりました。

昭和40年、県立一宮商業高校文化祭にて郷土研究部の展示会が催され、岩野さんはその準備のお手伝いをされていました。

その時に「あっ!」と声を出してしまうほどの激しい興奮に襲われます。

石斧が多い中、一つの石器を取り上げます。

まさにそれは「丸ノミ形石斧」

全国でも十例にも満たないものだったのです。

採集されたのは、かつて松平中学校で奉職されていた鈴木安彦教諭です。

 

ここから色々な人のお話を聞いていき、その重要性が認められ、あれよあれよと発掘調査に至りました。

発掘については「発見者もびっくり 東海で初めての発掘」と言うタイトルで、名古屋タイムズにも掲載されたほどです。

 

出土品は土器と石器。

土器は「楕円形押型文土器口緑」「格子目状沈線文土器」「細隆起線文土器片」「丸底土器底辺部付近片」「無文土器片」など。

石器は「石鏃」「木葉形尖頭器」「打製石斧」「エンド・スクレイパー(掻器)」「サイド・スクレイパー(削器)」「有舌尖頭器」など。

 

この調査により、愛知県内ではじめての草創期の遺跡であることが確認されたのです。

 

まだまだお勉強中なので、ざっくりでごめんなさい。

この記事を読んでいただいた方に、酒呑ジュリンナ遺跡を知って、興味を持っていただけたら嬉しいです。

そして、豊田市の遺跡についても興味を持っていただけたら尚嬉しいです。

 

最後に・・・

「ジュリンナ」について。

この地では、水でグチュグチュの状態を「じゅるい」と言います。

酒呑ジュリンナの辺りはまさに「じゅるい土地」でした。

その「じゅるい」がどんどん変化して「ジュリンナ」になったと言われています。

ジュリンナは字名。

面白い地名ですね。

酒呑も面白いですが・・・。

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